プロット:
ためらった誰もいない夜、若くて美しいが、うぬぼれで性急な保険会社の営業マン、石橋佳乃(名島香子)が福岡市の三瀬尾根で死体となって発見された。生前は土木作業員の清水裕一(妻夫木牙)と出会い系サイトで交際していたが、その後、富を得るために大学生の正雄圭吾(岡田将生)に抱かれるという軽薄な行動。それは彼女の死という悲劇に直結した。その後、マスオが主容疑者となり警察の取り調べを受けることになった。傷を負った清水は、孤独な洋服店の販売員・馬込光代(深津絵里)とインターネットを通じて出会い、疎遠になっていた二人は互いを大切に思いながら決死の逃避行を始める…。 吉田修一の原作小説を映画化。 2010年、第10回映画祭トップ10作品賞、日本部門最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀助演男優賞、第34回日本映画アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞を受賞。助演女優賞と最優秀ミュージカル賞を受賞。