プロット:
1930年代、佐賀に住む女子学生ひよ(松嶋菜々子)は、一念発起して陸軍の看護師になることを選んだ。厳しい訓練の末、卒業と同時に合格通知を受け取った彼女は、崇高な理想を抱く女性たちとともに、遠く満州へ馳せ参じた。思いがけない現実の残酷さに、彼女は一度は失意のうちに祖国に戻ったが、やがて籠から出た鳥のように満州に戻って、開拓団の中川ゲン(演:西島秀俊)と結婚した。幸せな子育て生活を送りました。それから間もなく、盧溝橋事件が勃発し、日中戦争が正式に始まった。小さな家族は戦争の手によって引き裂かれ、中川は軍隊に徴兵され、ヒヨは一日中負傷者の世話に追われ、早々に親元を去り、この世の苦難を味わった。ひよは、これほど残酷で長い生死の分かれ道になるとは想像もしていなかった…。