プロット:
日本の神戸の雪の降る冬の日、渡辺寛子(中山美穂)は、元婚約者・藤井樹の二周忌を迎え、またしても悲しくて仕方がなかった。亡くなった恋人への恋しさを抑えきれず、渡辺寛子は小樽市留学中に小樽市にある「藤井の木」の住所を見つけ、天に送ると思われたラブレターを送った。渡辺寛子は、意外にもすぐに「藤井樹(中山美穂)」と署名された返信を受け取り、さらに理解したところ、藤井樹が自分と同じくらいの年齢の女の子で、彼女が当時の恋人だった藤井樹(柏原崇)であることを知った。クラスメイトの男の子。渡辺寛子は中学時代の恋人のことをもっと知るため、藤井という女性と手紙のやりとりを始めた。回想を続けるうちに、少年時代の自分と同姓同名の藤井が、自分への優しさを秘めていることに徐々に気づいていく。