プロット:
新宿歌舞伎町のB&Bビル――山口組が住む「暴力団アパート」。裏社会組織「安生グループ」のボス・安生義男が愛人と現金1億円とともに失踪して以来、極道マンションでは連日極道たちが殺されていた。外の世界はこれを伝説の殺し屋「イチ」の仕業と断定した。そして、武闘派のリーダー・垣原(浅野忠信)は、犯人捜しに血眼になって捜査を開始した。ユアン・ユアンは、ドSな上司を自分の神とみなして執着し崇拝する極度のマゾヒスト男。ユアン・ユアンは、元ギャングである叔父が敵対するギャングのリーダーを誘拐し、自白を引き出すために拷問したと誤解し、これが世界に混乱を引き起こし、安生グループを窮地に陥れた。社長の愛人カレン(孫嘉軍)は叔父と知り合いで、袁元を喜ばせるために自らを危険にさらす。カレンは叔父の協力を得て、謎の殺人鬼イチに徐々に近づいていく…巨匠・三池崇史監督の傑作で、血みどろのバイオレンス美学を極限まで高めた作品。