主婦の伊佐山奈美は特殊な職業に就いており、夫は現役の公安警察官であり、日々監視されている。二人は名前を変え、珠海市に移り新たな生活を始めた。珠海市で新エネルギーが発見されると、海を守るために開発を阻止する反対派と市長をトップとする進歩派との争いは日に日に激化した。新エネルギー開発の背後には実はロシアなど結託国の陰謀があり、それを阻止する目的で公安が潜入していた。実はカイメイは半年前、あることがきっかけで記憶を失っていた。カイメイの記憶を取り戻すということは、愛し合う二人を別れに直面させることを意味する。過去に囚われ、国家から追われているカイメイは、徐々に嵐に巻き込まれていく。