2007年の夏、千島湖の玉川という場所に貯水池を建設していたとき、じん肺に苦しんでいた石工がそこに戻り、母親の墓を墓地に移した。湯川では、母親が首吊り自殺を強いられた悲劇を思い出し、敵が刑期を終えて釈放されたとき、自分が生涯肉親の死の影の中で生きてきたことに気づいた。人生の最後に全てを解決しようと決意する…。