プロット:
「一生、私に勝てないよ」 前島彩春選手は、篠崎礼選手のこの一言でフィギュアスケートを諦めた。数年後、高校生になった前島は、その優れた運動神経を活かして様々なクラブの助っ人として活動していたが、何事にも興味を持てず、ただ時間を浪費していた。ある日、前島はかつてのライバルだった篠崎が記者会見を開き、個人プロジェクトからスケートリーディングへの転向を発表するのを目撃した。そんな前島の前に、流石勇人と名乗る少年が現れた。前島がフィギュアスケートの個人種目で活躍していた過去を知っているようで、前島に「君が必要だ」と言って、フィギュアスケートの団体競技であるスケートリーディングの世界に誘う。